昨日は県の美容組合で着付けの実技試験でした。
春に受験を決めて、6月の筆記試験を通り、
昨日まで、練習練習の日々、、
となるはずが、まさかの足のケガで思うように身体が動かず。。
決められた時間内に仕上げる、
その中で技術はまだまだ上を目指せばキリがないのですが、
何より、心を磨いた時間になりました。
朝から緊張で手が震えてしまい、
本番中もそのあとも、ずっと緊張は続いたまま。
途中まるでメッキが剥がれ落ちたかのような心持ちの中で
「それでもこれが私だ」
と思ったときに
ふと脳裏によぎったのは先生の
「あなたは本番に強いから」
の声でした。
ひとつひとつの行程を重ねて、終了の合図のあとに隣の美容師さんが
「できたねー!」
と声をかけてくれて。
春の頃は口数も少なく静かな講習が続きましたが、回を重ねる毎に同じところを目指している連帯感が生まれていたのですね。
早く行きたいなら一人で行きなさい
遠くへ行きたいなら一緒に行きなさい
というアフリカの諺を思い出しました。
前日に友人が励ましのメッセージをくれたり、
ずっと寄り添ってくれた仲間がいてくれて、
一人ではここまで来ることはできなかったなあ。
審査中に控え室で感想を言い合ううちに
動揺していたのが少しずつおさまるのを感じました。
お茶飲み友達がお疲れさんの食事に連れてってくれて、
楽しい話をしながら美味しいご飯を食べて、
昨日1日の出来事が、今日を生きるエネルギーになって。
声に出すって大切。
お客さまが、人には話せないことをお店でお話しされて
気持ちがラクになるってこういうことなんだなあと気がつきました。
応援してくれた家族にも感謝です。
自分を知る、
本当の気持ちを表現するということを
ここのところ取り組んでいて、
心の根っこが育った状態でなすことには
たくさんの可能性があると感じています。
創造の源には、それぞれその人らしさが
宿っていて、それを発揮できたら
人は幸せでいられる気がします。
イミテーションじゃない自分で試験の場にいられたことが、嬉しいです。