小川みどりです。
八ヶ岳南麓で
会員制美容室みどりLoveEarth
を運営しています。
週末の記事として、私がパートナーシップに向き合った
体験を書いています。
42、女性の心の不調におしゃべりが効く理由
今から9年前、下の子が11か月を迎えるときに、東日本の地震がありました。
疲れが溜まり、不定愁訴がひんぱんに起きるようになったのは、この頃からでした。
本震の揺れがきたとき、私は車で上の子のお迎えに出ていました。先に一軒寄って用事を済ませようと、いつもとは違う道をぐるっと大回りするため、くねくね曲がった林を通っていたので揺れにはまったく気づきませんでした。
信号が止まり、立ち寄った郵便局では停電のため局員さんがせわしなく動いていました。
「停電ですね」
声をかけると
「今、おっきな地震があったの、気づきませんでしたか!?」
目を丸くした局員さんでしたが、その後まもなくまた揺れたときも再び運転中。
これは大変だと思っていたら、保育園から
「職員の車で待機しています。可能でしたら早めでもかまわないのでお迎えに来てください」
と連絡があり、急いで向かいました。
子どもたちは「びっくりした!」と口にしながらも笑顔で、保育士さん方が細やかに子どもたちを見てくださった様子がよくわかりました。私もいたずらに不安を煽らないように気を付けようと思ったものです。
そのあとしばらくの期間、余震が続き、計画停電も始まり、だんだんと不安が募っていったのでした。
また、数年後には大雪に見舞われ、家の前の道路が使えるようになるまで1週間かかりました。
柔軟に生きていくコツがわかっていれば、もう少しラクだったかもしれませんが、小さな子供を抱えて大自然の力に圧倒させられるという体験は、私にとってとても大きなことだったようです。
まだ寒い冬のある日、おなかの調子がすぐれず、内科を受診した時に胃カメラ検査をすることにしました。
日を改め、パートナーに付き添ってもらい、病院へ。
そこで喉の麻酔を口にすると、とたんに麻酔が効き始め、唇にしびれを感じました。なぜか急に怖くなってしまい、その場でシクシク泣き出してしまいました。
「私はもう元気です。この検査は受けません」
そういって、院長先生に挨拶をして帰宅までの道。パートナーが
「せっかく休みもらったのに」
と溜め息をついていました。
もうちょっと気の利いたことを言って欲しい気持ちもありましたが、それは表面的な怒りの矛先をパートナーに向けただけのものでした。
不安に駆られている自分を初めて知り、こういうこともできなくなっちゃうんだ、と、がっかりしてしまいました。
大きな落胆に向き合う勇気など持ち合わせていなかったため、夫であるパートナーに責任転嫁をしてしまっていたのです。
もう2度と病院なんていかない。あのときは強く思ったものの、やはり不調が出ると不安になるものです。
時々病院で不定愁訴を訴えては身体に異常がないと確認してほっとする。そんなことを繰り返すうちに、季節や気候で体調が変わることも、産後数年かけてだんだんわかってきました。
心の不調なら、誰かと会って話したり、子ども同士で遊ぶ時間を持てば軽くなります。
近所の児童館は、優しい先生がいて、少子化ということを忘れそなくらい、いつも大賑わいでした。
美容室をやっていると、近所の児童館の開所時間とも重なり、そうそう毎日は通えません。
そんな私でも、児童館の先生が
「ほんの少しの時間でも出ておいで」
と、自分の携帯電話から電話をしてくれるのです。
よし、じゃあ今から行こう!と、閉まる時間のギリギリに行くと、朝から遊んでいた子どもに
「何しに来たの?」
と聞かれ、とあるお母さんには
「こんな時間に来たの?」
と言われてトホホな日もありました。
私一人なら行かない選択のみですが、行けば子どもは楽しく遊ぶので、あのとき無理して行ってよかったなあと、児童館の先生やママ友、一緒に遊んでくれた子どもたちに感謝しています。
児童館で親しくなったママ友とは、いまでも体調のことや子どもの様子などを話すために、ランチに行ったり飲み会をしたりしています。
このたびの状況で半年ほど会っていないママ友も多いですが、彼女たちに会うとき、パートナーは快く送り出してくれます。
ママパパこども、それぞれの家庭のメンバーの様子を私たち家族で話題にしたり、我が家それぞれのことも気にかけてもらったり。
産後に暗く落ち込んだ時期があることを知っているパートナーやママ友の前では、ダメな母さんでもできない嫁でも、ありのままでわがままや冗談を言い合える関係性が育っています。
一緒に暮らしているといえども、パートナーにも社会があって、何でもかんでも私や子どものお世話をしてもらうというわけにはいきません。ママ友という存在はとてもありがたいです。女性は、日々のちょっとしたことを分かち合うことで、心が満たされますから。
*アウトプットを心がけて穏やかな気持ちになろう
疲れが溜まり、不定愁訴がひんぱんに起きるようになったのは、この頃からでした。
本震の揺れがきたとき、私は車で上の子のお迎えに出ていました。先に一軒寄って用事を済ませようと、いつもとは違う道をぐるっと大回りするため、くねくね曲がった林を通っていたので揺れにはまったく気づきませんでした。
信号が止まり、立ち寄った郵便局では停電のため局員さんがせわしなく動いていました。
「停電ですね」
声をかけると
「今、おっきな地震があったの、気づきませんでしたか!?」
目を丸くした局員さんでしたが、その後まもなくまた揺れたときも再び運転中。
これは大変だと思っていたら、保育園から
「職員の車で待機しています。可能でしたら早めでもかまわないのでお迎えに来てください」
と連絡があり、急いで向かいました。
子どもたちは「びっくりした!」と口にしながらも笑顔で、保育士さん方が細やかに子どもたちを見てくださった様子がよくわかりました。私もいたずらに不安を煽らないように気を付けようと思ったものです。
そのあとしばらくの期間、余震が続き、計画停電も始まり、だんだんと不安が募っていったのでした。
また、数年後には大雪に見舞われ、家の前の道路が使えるようになるまで1週間かかりました。
柔軟に生きていくコツがわかっていれば、もう少しラクだったかもしれませんが、小さな子供を抱えて大自然の力に圧倒させられるという体験は、私にとってとても大きなことだったようです。
まだ寒い冬のある日、おなかの調子がすぐれず、内科を受診した時に胃カメラ検査をすることにしました。
日を改め、パートナーに付き添ってもらい、病院へ。
そこで喉の麻酔を口にすると、とたんに麻酔が効き始め、唇にしびれを感じました。なぜか急に怖くなってしまい、その場でシクシク泣き出してしまいました。
「私はもう元気です。この検査は受けません」
そういって、院長先生に挨拶をして帰宅までの道。パートナーが
「せっかく休みもらったのに」
と溜め息をついていました。
もうちょっと気の利いたことを言って欲しい気持ちもありましたが、それは表面的な怒りの矛先をパートナーに向けただけのものでした。
不安に駆られている自分を初めて知り、こういうこともできなくなっちゃうんだ、と、がっかりしてしまいました。
大きな落胆に向き合う勇気など持ち合わせていなかったため、夫であるパートナーに責任転嫁をしてしまっていたのです。
もう2度と病院なんていかない。あのときは強く思ったものの、やはり不調が出ると不安になるものです。
時々病院で不定愁訴を訴えては身体に異常がないと確認してほっとする。そんなことを繰り返すうちに、季節や気候で体調が変わることも、産後数年かけてだんだんわかってきました。
心の不調なら、誰かと会って話したり、子ども同士で遊ぶ時間を持てば軽くなります。
近所の児童館は、優しい先生がいて、少子化ということを忘れそなくらい、いつも大賑わいでした。
美容室をやっていると、近所の児童館の開所時間とも重なり、そうそう毎日は通えません。
そんな私でも、児童館の先生が
「ほんの少しの時間でも出ておいで」
と、自分の携帯電話から電話をしてくれるのです。
よし、じゃあ今から行こう!と、閉まる時間のギリギリに行くと、朝から遊んでいた子どもに
「何しに来たの?」
と聞かれ、とあるお母さんには
「こんな時間に来たの?」
と言われてトホホな日もありました。
私一人なら行かない選択のみですが、行けば子どもは楽しく遊ぶので、あのとき無理して行ってよかったなあと、児童館の先生やママ友、一緒に遊んでくれた子どもたちに感謝しています。
児童館で親しくなったママ友とは、いまでも体調のことや子どもの様子などを話すために、ランチに行ったり飲み会をしたりしています。
このたびの状況で半年ほど会っていないママ友も多いですが、彼女たちに会うとき、パートナーは快く送り出してくれます。
ママパパこども、それぞれの家庭のメンバーの様子を私たち家族で話題にしたり、我が家それぞれのことも気にかけてもらったり。
産後に暗く落ち込んだ時期があることを知っているパートナーやママ友の前では、ダメな母さんでもできない嫁でも、ありのままでわがままや冗談を言い合える関係性が育っています。
一緒に暮らしているといえども、パートナーにも社会があって、何でもかんでも私や子どものお世話をしてもらうというわけにはいきません。ママ友という存在はとてもありがたいです。女性は、日々のちょっとしたことを分かち合うことで、心が満たされますから。
*アウトプットを心がけて穏やかな気持ちになろう
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こころの美容室シリーズ
美容室みどりLoveEarthができること
リアル編
美容室での施術(ホームケアができる方のみ)
冠婚葬祭の礼装着付
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初めての方はきれいコースがオススメです
当店は地球環境浄化を目的としております。
お客さまと美容師の健康を守るため、
パーマ・ヘアカラーなどの薬剤を使う施術は
ホームケアを実践できる方のみとさせて
いただいています。
また、かぶれのある方のヘアカラーは
お受けしておりません。
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